日常の臨床教育
第14回大会シンポジウムに向けて あなたのお話、聞かせてください!
2024年7 月、北海道臨床教育学会第14回大会シンポジウムで私たちは精彩/生彩を求めて、書き残さなければそのまま消えていくであろう「わたしたちの小さな物語」の方に目を向けてみたいと考えています。ICT教育が盛んに行われ、諸学問分野の研究成果と重なりあって最先端の研究方法や教育実践が世間を賑わしている進化の著しい時代の中で、「成果」や「進歩」の話でもなければ「よき実践例」でもなく、世間を賑わせた事件や論点の検証でもない。語り継がれるだけで記録に残されないという意味で「取るに足らない」、書き残さなければいつしか消えていく運命にあるような、そんな「忘れられてしまいそうな人々」の物語をひもとき、臨床教育学のひび割れから新たに開かれるであろう「まだ見ぬ鉱脈」を掘り当てたいと考えています。
シンポジウムに向けて、次のテーマでエピソードを募集します。
* 日々接している子どもたちや同僚の先生がたからもらった宝物
* 今もなお消せないまま記憶に残っている子どもたちや同僚たちのこと、あるいは自分自身のこと
* 70年代-90年代の教育体験、発達援助職に携わるご経験の中で、今の若い世代に伝えたいことetc…
話を聞かせてくれるという方がいらっしゃれば、道内限定ですがどこでもお邪魔します。聞かせていただいたお話は、無記名で皆さんと共有し、記録として残していきます。詳細はこれからですが、第14回大会は、皆さんから聴きえた語りによって、盛り立てていきたいと考えています。
ご関心おありの方、こちらのHPお問い合わせのフォームにお名前、メールアドレスを明記の上、まずはご連絡ください。https://h-rinkyo.com/contact
無事終了!
11/5土、黄色く熟したイチョウ並木のまぶしい北海道大学を横目に、北海道クリスチャンセンターを会場にして、久々の対面イベントが実現しました!
本学会元会長の福井雅英先生をお迎えし、先生の著書『子どもの理解のカンファレンス』(かもがわ出版2009)を囲んで温かな「井戸端会議」がひらかれました。
大人も子どもも明日の見えない不安のなか日々手さぐりで生きているような時代に今だからこそしなければならないこと。
それはこうやって取るものもの取りあえず集まって、顔をつきあわせて語りあうことなのだろうとつくづく考えました。
学会が11年目となり、私たちもこの先の方向を模索中です。
いったん原点に還り、経験の中で臨床教育とは何かを問い直す活動を続けます。
年齢、立場、地域を問わず、皆さまのご参加をお待ちしております。